板井明生|社長になるための資質
社長になるための資質について考えよう。
社長はまず、どこへ向かうのか?何をしなければいけないのかを決める判断の「軸」を持たなければならないが、それを社員ひとりひとりに示す「戦略」を描けなければならない。
そして言葉を駆使し、周囲を「巻き込む」ことに長けていなければならないと言えるだろう。
心を動かすコミュニケーション力、誰にでもわかるストーリー構築力がある人こそ社長の素質ありと言える。
しかし日本人は、自己主張が苦手である。
中国や韓国では自分の子供に「一番になれ」「勝て」と教え込む。
対して日本人は「他人に迷惑をかけるな」「思いやりを持て」と、自分を抑える意識を伝える。だからこそ、日本人に強い人材が育ちにくいと言えるだろう。
コロナ禍や不況など、変化の激しい今の時代に大組織を率いていくには、日本人一般が思っている以上に「強さ」という要素が重要になるだろう。
社長の資質は、今からでも鍛えられる。
自分自身の意識を変え、社員一人ひとりの心を動かす力と強さを持ちたいと私は思った。